【Getting Over It with Bennett Foddy】のすゝめ
前書き
通称・壺おじさんのゲーム。
壺から抜け出せなくなった人が登山用ハンマー片手に山を登るという気が狂ったユニークな物語。
感想
地獄だった。
コツを掴めば登っていくこと自体はそこまで難しくはないです。
ハンマーを大きく回すのを意識すれば進めます。
ただ、このゲームは落ちるのです。
大きく後退する度に心がえぐられます。
最終地点付近からスタート地点まで落下することもあります。自分はやらかしました。
ついでに落ちた時には作者がナレーションで煽って来たり、煽り用BGMで心を痛めつけてきます。
そしてこのゲームの代名詞でもある「オートセーブ」。
このゲームそもそも自分からセーブができず、落ちたらそこからやり直しです。
落ちた瞬間にゲームを落としても、ちゃんとオートセーブで保存されています。人生に似てますね。
このゲームを製作した人は拷問みたいなこんなシステムを意図して作成しています。
作者はゲームデザイン関連の教授でゲームの在り方とかをナレーションで喋ってたりするのでちょっと耳を傾けてみると面白いです。
後書き
うまくいかないとクソゲー。でもクリアすると達成感はすごい神ゲー。
800円くらいで買えるので、怖いもの見たさでやってみるのをおすすめします。
あとゲームに詰まった時は先人たちの動画見るとなんか行ける気がするのでおすすめです。
初心者向け
上級者向け
www.youtube.com
変態向け
www.youtube.com
おまけ:どうしてもクリアできない人向けにセーブロードスクリプト作った
!注意! 本当の感動が欲しいならこれに頼らない方がいいです。
あと、作者の意図から外れるため1周目は限界まで自力の方がいいと思います。
PC版Getting Over It with Bennett Foddy の セーブ・ロード用バッチになります。
Windows10での動作確認済。それ以外では試していないです。
レジストリ変更するため、自己責任でお願いいたします。(影響範囲は壺おじのゲームだけなのでPCが壊れるという心配はないです)
バッチ作成とか分からないって人はググってください。(Windowsのメモ帳で作れます)
レジストリの退避データの保存先を変えたいなら「c:\tmp\gettingoverit.reg」の部分を変えてください。
●セーブ用バッチ
REM SaveGettingOverItData If not exist c:\tmp mkdir c:\tmp reg export "HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Bennett Foddy\Getting Over It" c:\tmp\gettingoverit.reg /y
●ロード用バッチ
REM LoadGettingOverItData reg import c:\tmp\gettingoverit.reg
仕組み説明:
このゲームはオートセーブで失敗したらやり直しを強制させられるというのがコンセプトにあり、セーブデータが通常のSteamのディレクトリではなく、レジストリに登録されています。簡単にバックアップを取れないように隠蔽されていますね。
ちなみにレジストリで登録されているデータは「位置座標」「壺の色」「何回ゲームを起動したか」などです。(イジろうと思えばバイナリエディタで好きな位置に移動することも可能です。解析はやっていないのでやる気があればお願いします。暗号化などはされていないのは確認済みです。)
レジストリのデータ丸ごと抜き出して上書きすることでやり直しすることができます。
登頂達成回数はおそらくSteamの実績関連で連携が必要であるためか、レジストリではなくSteamのセーブデータに保存されているといった具合です。
ゲーム起動中でもバッチは動かせます。セーブバッチはいつでも大丈夫ですが、ロードバッチはメニュー画面に戻ってから適用をお願いします。